シンガポールへの出稼ぎ労働者

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ジョホールバルでは若者を中心にシンガポールに出稼ぎ労働をしている人がたくさんいます。毎朝夜明け前の4時ごろからジョホールバルのイミグレーションに大勢の人が自動車の送迎やバイク、バス、歩きで集まってきて人が溢れかえる光景を目にします。バイク置き場にもバイクがずらりと並びます。

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自宅はほぼ寝るだけの場所

早朝に家を出て、シンガポールで一日中働き、深夜の日付が変わることに帰ってきます。平日の自宅にいる時間は、ほぼ睡眠だけという生活ですが、それでも、シンガポールで得られる給料は魅力的で、大勢の人が早朝・深夜の大混雑の通勤を当たり前のように受け入れて生活をしています。
シンガポールでの仕事は重要なポストのポジションにはシンガポール人が担うため、また、シンガポール人は仕事を選り好みする傾向があり、きつい・汚い・危険といったいわるゆ3Kのような仕事はやりたがりません。そういった仕事を中心にマレーシアの人たちは高い賃金を求めて働きにいきます。

国境の橋の交通渋滞は大変

ジョホールバルとシンガポールを行き来する手段は、橋を車やバス、歩きといった方法で渡るしかないために、通勤時間をはじめ、橋を渡るだけで1時間以上を要することもしばしばあります。仕事だけでなく、観光で訪れる人にとっても、この大渋滞に遭遇すると大変なストレスを感じるでしょう。2024年に開通を目指して開発を進めているジョホールバルとシンガポールを結ぶ地下鉄が完成すれば、この大渋滞の緩和に大きな影響をもたらすと期待しています。また、シンガポールで仕事をする人の住まいも物価の安いジョホールバルの地下鉄界隈まで広がってくると、人の流れにも変化がうまれ、ジョホールバルの不動産価値の上昇、経済発展にも徐々に影響がでてくることも期待できます。
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