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自動車を所有する方法

マレーシアで自動車を所有する方法には2つあります。1つは日本から車を持込む方法、もう1つが現地で購入する方法。

日本で車を所有されている方で、MM2Hビザを取得された場合は、日本で6ヶ月以上、自分名義で車を所有しているなど一定の条件をクリアしていれば、持込に発生する高額な税金が免除されます。

所有する方法が決まりましたら、必要書類の準備や手続きを進めていきますが、まずは、どんな作業が必要なのか自分自身で把握されてから、どの作業を専門業者に依頼されるか決められることをおすすめします。

マレーシアで生活する上で欠かせない自動車

シンガポールの隣国、マレーシアの第二の都市ジョホールバルは現在、シンガポールと2本の橋で繋がっており、車で30分~1時間もあれば行き来でき、1日に16万人の交通量があるといわれています。ジョホールバルの交通事情ですが、道路は思っている以上に舗装されており、信号も少なく、ストレスなく運転ができます。いざ、生活をするとなると買い物一つとっても車が必要になってきます。日本の都会を離れた生活をする時のイメージのように何をするにしても車を使うという環境に似ています。

■どんな方法でジョホールバルでは自動車を取得するの?
個人の方でしたら、MM2Hビザの特権を使ってお得に自動車を持込んで所有される方が多いです。法人の方でしたら、現地で自動車を購入されるケースが多いです。

個人の方が自動車を所有する方法

MM2H(マレーシア・マイセカンドホームプログラム)長期滞在ビザを取得すると、1家族につき1台の車に限り税金が免除される特権があります。その特権ですが「購入」と「輸入」のいずれかに適用できます。
マレーシアの国民車を「新車で購入」する場合は、販売税と物品税が免除されます。日本から自家用車を持込む輸入」の場合は、特別輸入枠が与えられ、関税と物品税が免除されます。ただし、特別輸入枠で持込む場合AP(Approval Permit)を3万~4万RMで購入する必要があります。

●税金についての豆知識
通常、関税はCIF(車の値段+輸送保険料+運賃)に対して税率が設定されています。1800~2000cc未満はCIFに対して170%/2000~2500cc未満はCIFに対して200%になります。「販売税」は、CIFに上記の関税を加えた金額に対して課税されます。

■「税金免除」のための条件はあるのか?
「税金免除」という特権を使うためには4つの条件があります。
①日本から輸入する場合はMM2Hビザ取得後6ヶ月以内に手続きをすること。マレーシア産の車を購入する場合の申請は1年以内に申請すること
②輸入した車は原則的には再販は出来ません *再販する場合はその時の査定価格に対して課税される
③プロトンやプロドアなど現地で車を購入する場合は新車のみです
④輸入車は6カ月以上、自国で所有した車のみです *新車の持込みはできません

■どんな書類と手続きが必要ですか?
「税金免除」を得るために必要な書類は購入と輸入により異なります。

*8・9は申請時には要りません、車がマレーシアに到着したときに必要です

■書類が揃えば手続きをしていきます
「税金免除」を得るために必要な日本側とマレーシア側での手続きをみてみましょう。

日本の港を出向後、マレーシアで運転できるまでに約2ヶ月が必要になります。

■手続きにかかる費用
マレーシアでの手続きに要する参考価格です。
プロトン又は、プルドアを「購入」する場合の手続き費用は政府各省への申請、免税許可取得にRM1,500です。
日本から輸入する場合の手続き費用は通関費がRM2,800、マレーシア国内手続き費がRM9,500です。

*1.政府各省からの書類取得、マレーシア港内での保険料、陸運局での審査、検査費用、ナンバープレート費を含んでいます。
*2.ロードタックス(車使用の際に必要な道路税)はエンジンの大きさによって異なるため、含まれておりません。目安としては1500ccは年間約RM220、2,000ccは約RM450、2500ccは約RM900です。
*3.保険は内容によって大きく異なるため、含まれておりません。
*4.登録税と輸入協会承認費は含まれておりません。
*5.価格は変動している可能性もありますので、実際に購入や輸入をされる際には最新の情報をご確認ください。

法人が現地で自動車を購入する場合

現地で社用車を購入すると、陸運局での登録手続き、ナンバープレートの取得、保険加入といった手続きが必要になるため、この手続きを斡旋してくれる現地日本企業もあるので、そのような企業にお任せするとよいでしょう。車種と価格に参考は以下になります。


*価格は随時変わっておりますので参考価格とご理解ください。
*26円/リンギットで換算しておりますが、為替も常時変動しておりますので都度、ご確認ください。

ジョホールバルは、シンガポールより物価が安いため、シンガポールで仕事をされている方が居住されていたり、日本からの距離も近く気候や環境なども比較的住みやすい国の一つであり、子どもの教育を考えてジョホールバルに移住されたり、老後のセカンドライフを楽しむ場所としている方も増えています。

海外での運転にはまず、日本で国際免許を取得(目安価格2,300円)します。海外での運転が不安な方でもマレーシアは日本と同じ右ハンドルですので、運転にはすぐに慣れると思います。交通事情ですが、道路は思っている以上に整備されていて、車の車線も多く、信号も少ないので、朝と夕方の通勤ラッシュの時間帯を除けば、案外日本よりもストレスなく運転できるかもしれません。どこに行くにも車は必要な国なので、日本から車を持ち込むのか、現地で購入するのか、あるいはレンタルするのか、MM2Hビザの取得を検討する際に、自動車についても一緒に考えられるとよいでしょう。