日本のコーヒーショップのドトールとスターバックスがイオンの中で隣接して出店しています。マレーシア人の客入りは、スターバックスはほぼ満席で座れそうにもなく、ドトールは空いていました。地元の人たちにはスターバックスのブランドは知名度もあり、人気のようです。二つの店舗の様子を少し見てみようと思い、ドトールに入ってみました。
入り口の方にはテーブル席、真ん中あたりに一人がけのカウンター席、奥にゆったりとくつろげるソファ席がありました。マレーシアの飲食店では各テーブルごとにコンセントが完備されているのが普通ですが、ドトールは日本仕様なのか、一人がけのカウンター席にしかコンセントがなく、不便さを感じました。また、インターネットも購入後のレシートに記載のパスワードでwifiを使えるのですが、ネットのつながりが不安定でストレスを感じました。
ドトールのメニューは食事も多く、充実している印象です。1時間ほどいましたが、来店客も少なく、入店しているお客さんは長居している人がほとんどで入れ替わりがみられませんでした。
一方でスターバックスの店舗の様子を見ていると、次から次へとお客さんが入ってきており、席が空くのを待っている人や、テイクアウトだけして買って帰るお客さんもたくさんいました。商品の価格帯、店舗のレイアウト、ターゲットにする客層もほぼ似ているはずなのに、ここまで来店客数に差が出ているのは、日本のお店であるドトールに何だか寂しさすら感じました。
ゆっくりと友人や子ども連れの家族で楽しんでいたり、パソコンで作業をしたり打合せをしたりと、幅広い層の方が利用していました。ドトールもまずは、マレーシア仕様の設備(テーブルごとに電源完備や安定したネット使用)を整え、隣のスタバからお客さんが流入してくるようなポジションを気づいてほしいなと感じました。